コルドバの観光地といえば、前回紹介したメスキータが筆頭に上がってくるけど、ほかにも、ローマ橋、Alcázar de los Reyes Cristianos とあって、この3つが隣近所なのでとても観光がし易い。ほかにもユダヤ人街というのも隣にあるけど、写真で観るよりも5倍ほどショボい。え、さっきの?で終わってしまう。
他にもザフラー宮殿というのが、ここコルドバから北へ7キロほど行ったところにあるのだけど、今回は過密日程を避けてゆっくりしたかったので泣く泣く諦めた。
で、ぼくがコルドバに着いて、翌日、朝イチで訪れたのが、Alcázar de los Reyes Cristianos。
直訳で、キリスト教徒の王たちの城塞。
タイトルにある通り、このアルカサル(スペイン語で「城」という意味)、午前9時半まで*1は無料で入場できる。正規の入場料はたしか5ユーロくらいだったと思う。
だから、そんなに高くないんだけど、やっぱ安い方が良いじゃない?
だから、ぼくはきちんと朝早く起きて涼しい時間に見学した。早朝は人も少なく快適だった。お昼近くになると人が多くなってくる印象。
で、このアルカサル、なにが見どころかって、イザベラ女王の庭。
あと、なんでさっき、単に「城」としないでわざわざ「城塞」としたかって、ここがかつてイベリア半島に残る最後のイスラム王朝、グラナダに首都を置くナスル朝を攻撃する拠点としてたから。それが功を奏したのが1492年。と同時に700年以上続いた、キリスト教国によるイベリア半島の再征服運動、いわゆるレコンキスタが終了。
それによって、財政に余裕のできたイザベラ女王は、すぐさまコロンブスにゴーサインを出して援助。コロンブスはアメリカ大陸を「発見」するという運びになるんですな。*2