スペイン語勉強日記

まずは今年、DELE A2合格するんじゃ!

グラナダなんか2度と行くかボケ!!

バレンシアから夜行バス (Alsa) に揺られることおよそ8時間。アルハンブラ宮殿で有名なグラナダに到着。

少し休憩してから駅に荷物を預け、さっそくアルハンブラ宮殿を目指した。なぜなら、この日の16:30コルドバ行きのバスを予約しているからだ。滞在時間が短いように思うかもしれないが、アルハンブラ宮殿しか観光しないんだから、これで十分なのだ。

 

バスセンターの若い兄ちゃんに、アルハンブラへはどうやって行けばいいんだと尋ねると、「そこの Sn1 のバスに乗ってカテドラルが見えたら下車。で、すぐそばに中心地があるからそこから歩くか、C3のミニバスで着くよ」とこなれた感じで教えてくれた。

件のカテドラルは進行方向向かって右後方に見えるので気づかず、ぼくはひとつ遠くで降りるはめになった。

まあ、時刻がまだ午前9時頃だったので、急ぐ理由もなく、街歩きも嫌いではないので、てきとーにその辺で朝食をとり、歩いてアルハンブラ宮殿に行くことにした。

実際、その中心地から歩いても宮殿まで10分程度だった。

グラナダといえば、イベリア半島最後のイスラム国家ナスル朝グラナダ王国の首都だった過去を持つわけで、現在、アルハンブラ宮殿しかり、ほのかに残るイスラム文化が観光資源になっている。なので、アルハンブラ宮殿の近くにはアラブ人街といって、アラブっぽいものを集めたおみやげ屋さんが軒を連ねていたりする。

アラブに限らず、ぼくはエスニックなものが大好きなので、すごいな、いかしてるな、なんて楽しんでたんだけど、実際楽しかったのはこのへんまでだった。

アルハンブラ宮殿についてからは良い思い出はない。

まずなんといっても、チケットセンターがどこなのかわからない。30分くらい彷徨った。道を聞いても、だ。

なんでかって、フリーで入れるゾーンが多い。丘の上にあるこの宮殿は、坂の下から歩いてくると、まずフリーゾーンに出くわす。申し訳程度にチケットセンターはあっちね、って書いてるけど、このあたりにチケット売り場があると思うのが普通だろう。

なので、フリーで入れるところを先に観てみようと思ったぼくは、とりあえずその近辺を散策した。で、いくつかある宮殿の建物の周りをまわってみてもチケット売り場がない。途方に暮れて、チケット売り場はどこなのか?と聞いても「あっちの方やで」と応えられるだけ。その「あっちの方」には建物がないのだ。

結論からいうと、チケット売り場は坂を登って、宮殿を通り過ぎた坂の上にある。

いや、普通、入り口にチケット売り場があると思うじゃない。

で、まあ案の定、行列ができてる。当日券か予約券。

ところが、チケット売り場のさらに奥に、クレジットカード専用のチケットマシーンがある。しかも全然渋滞してない。なぜならチケット売り場の奥だから人目につかないから。

とにかく、ラッキーだと思って、その機械で買おうとすると、午前の入場分のチケットはもうないから、14:00からの午後の部のチケットなら買えるよ、とある。

 ぼくのバスは16:30だけど、実際、有料ゾーンで観たいのはライオンの中庭なんかの要するに王宮ゾーンなわけで、ギュッと集まってるわけで、1時間あれば十分観光できる。

それに他に選択肢もないわけで、そのチケットを買った。

ところが、出てきたチケットを見てみると、入場は14:00から18:00まで。王宮ゾーンは16:30から、とある。

なんてこった!

さっきまで、” ちなみに王宮ゾーンは 16:30 だぞ ” なんて注釈はなかったのに、見事に足されてしまっている。14:00から入場できる有料ゾーンってのはほんとにおまけみたいなもんで、フリーゾーンとの違いは植木の手入れコストがあるかないかだけだ。

さすがに仏のぼくでも怒る。もう見れなくていいから、ぜひ返金してほしい。

で、インフォメーションのおばはんに、わーわー言いながら返金してくれと言うと、「それは無理よ、あなた」なんてあっさり断られた。

このマニュアル人間をいくらまくし立てても、現状はなにも変わらないし、不自由なスペイン語じゃ、ぼくの怒りが十分伝えられず余計にストレスが溜る。

仕方なく、時間まで近くをふらふらして時間をつぶし、おまけをさらりと見学して、コルドバに向かいましたとさ。

だいたい、チケットマシーンを導入できるなら坂の下の入り口に1台くらい置いてくれよ。なんて旅行者に不親切なんだ。バスだって旅行者はアルハンブラ宮殿を目指してるって半ば知ってるようなもんなのに、たった一言、「アルハンブラはここからが便利やで」って放送もテキストも打つことができないなんて。ホスピタリティの欠片もあらへんやないか。

せっかく、歴史は素晴らしいのに、観光業で食ってる人間が、その歴史にあぐらかいてしまってるように見える。運営側がクソ。アルハンブラ宮殿のチケット買うまでのすべてが分かりにくい。

ボケが。

そりゃ、事前予約しなかったとか、ギリギリに行ったらダメとか、わかるよ、人気観光地なら。ぼくの場合も、まっすぐアルハンブラ宮殿のチケット売り場に向かってれば9時過ぎには着いた。朝だから行列もそれほどないはずだ。予約なしでもすぐ入場できただろう。そうしなかったぼくが悪い。事前に情報収集を怠ったぼくに全責任がある。

だけど、1つ2つのミスで全部パーってどうよ?ありえへんやろ。もっと丁寧に説明してくれよ。せめてちゃんと全部書けよ、14時から入場できるけど王宮は16時半からしかむりやでって。無駄にチケット代14ユーロ取られただけやないか。ボケが。

バルセロナマドリードの大都市からそれほど近いわけでもないし、二度と来るかボケ!!

 

こうならないように、事前のチケット予約を強くオススメします。

コチラからどうぞ。日本語対応してます。

www.alhambradegranada.org

 

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